
入院専門透析
入院療養が必要な透析患者さんを受け入れする入院専門施設が平成28年8月1日開設いたしました。
新病院では新たに透析施設を増床し合計20台の透析ベットを確保。
80名の入院透析患者さんを受け入れることが可能です。
血液透析(HD)
HD(血液透析)とは、Hemodialysisの略です。
腎臓の働きが10%以下になると、血液のろ過が十分に行えず水分や老廃物のコントロールが出来なくなってしまいます。
血液透析では、血液を体外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる透析器(人工腎臓)に通すことによって、血液を浄化します。
体内に蓄積した老廃物の排泄、 血液中のNa(ナトリウム)・K(カリウム)・Ca(カルシウム)といった電解質と 酸性・アルカリ性のバランスの維持、体液量の調節を代行し、血液を浄化します。
きれいになった血液は、再び体内に戻されます。
間歇保液療法(I―HDF)
当院では、血液透析よりも更に体に優しい透析、間歇保液療法(以下I-HDF)
を行っております。I-HDFとは一定時間毎、自動的に透析液を保液する治療法です。
具体的には30分に1回、100~200ml補液します。補液された透析液の分は除水をするので 体内に残る事はありません。補液により抹消循環障害が改善され、透析時の血圧低下が度々みられる方、高齢者の方や疲れを感じやすい方に有効とされています。
I-HDFで期待できる効果
- 除水に伴う血圧低下の予防
- 透析による血圧低下を抑える事で除圧剤の内服を減量する事が望めます。
- 間歇的な補液によって透析膜の経時劣化を抑制し、透析効果の向上が望めます。
- 不眠、イライラ感・関節痛などの症状改善が望めます。